白い魔女 vol.5

ネットでみつけたビアン小説

白い魔女 vol.5■

ゆかりの剥き上げられた紅い真珠の上で、御堂の持つローターが振り子のように揺れている。
その揺れは次第に振れ幅を狭め、やがて真珠の真上でピタリと止まった。
根元をピンセットでしっかりの挟まれた真珠はプックリと腫れ上がり、蜜を塗ったようにヌラヌラと肉色に光っている。
その真珠の先端から数ミリの所でローターが止まっている。
「いやぁ、やめてっ、お願いやめてぇ」
「ふふふっ」
妖艶な笑みで御堂が微笑む。同性をいたぶるこの瞬間が御堂は好きだった。
限界に達している体を更に弄ぶようにいじめ抜くのだ。
ローターは微かな振動音を立ててその時を待っている。
「ほらっ」
ローターはほんの一瞬、紅い真珠に接触すると離れた。
「いやっ、ああっ」
悲鳴に近いゆかりの声が仮眠室に響く。
しかしその声を聞く者は真弓と御堂の2人以外、この世界のどこにもいなかった。
「んん? どう? ほんの一瞬でそんな声出して。ほらいくわよ」
御堂はローターを指先の動きだけで操り、真珠に付けては離した。
それはまるでローターが真珠の上で、ボールのように弾んでいるような動きだった。
「ほらっ、ほらっ、ほらっ」
「ああっ、ひぃっ、ひぃっ、あぅ、いっ、逝くぅ〜」
「ふふふっ、まだまだ。ほらっ、ほぅ〜らっ」
それに合わせるように、真弓の指先がゆかりの急所をこね回すように責めたてる。
「どう? 逝きそうみたいね、ゆかりさん。でも逝かせないわよ。雪絵、生殺しの儘じっくりといたぶりましょう」
「そっ、そんなのいやぁ、逝かせてぇ。お願い」
「だめよ、ゆかりの逝きそうなタイミングはもう判ってるんだから……。ギリギリの所で焦らしてあげる。このままじっくとね」
そう言うと御堂はローターを真珠に着ける時間を延ばした。
それは一瞬から1秒、2秒、3秒、と少しずつ伸ばし、そしてその時間は10秒を超えようとしていた。
「ああぁぁ〜いやぁ〜。やめてぇぇ〜止めてぇ」
「んん? まだですよぉ〜。まだ我慢してくださいねぇ〜」
「いやぁ、いやぁ、もうだめぇ〜。逝くぅ〜、逝くぅ〜逝っちゃうぅぅ〜」
「んん〜逝きそう逝きそう。ほぅ〜らぁ〜逝く、逝く」
「凄い締め付け。ここであたしが一瞬止めると……でもすぐに、ほらほら」
逝くその寸前で真弓が蜜壺の中の指の動きを一瞬止めた。
2ヶ所から快感を送り込まれていたゆかりはその一方を止められ、クライマックスに差し掛かっていた体にブレーキが掛かった。
しかし指が止まったのは、ほんのコンマ数秒。ゆかりの快感曲線は再び急角度で上昇を始め、クライマックスに近づいてゆく。


「ああぁぁ〜いっ、逝くぅぅ〜」
全身を紅潮させてゆかりの体が震えた。熱い蜜壺が真弓の指を締め付ける。
「あっ、あっ、いっ、いっ逝くぅぅ〜」
真弓と御堂はそのギリギリの境界線までゆかりを追い立てた。
そして寸止め。
逝く寸前で二の足を踏まされては責め立てられる。
「いやぁ、逝かせてぇ〜お願いだからぁ〜」
「だめよぉ。生殺しよ、何度も何度も」
御堂はローターを真珠に付けたままゆかりの反応を観察した。
同時に真弓の指先がその急所に突き立てられ、絶妙な力加減で嬲りだした。
蜜壺はその熱い蜜をトロトロと垂れ流し、胸の果実は堅くシコり起っている。
感じれば感じるほどその先に残酷な瞬間が待っている快感地獄。
ゆかりにそこから逃れる術はなかった。
2人の気の済むまで弄ばれ犯されるのだ。
それはまるで生きた人形遊びのようだった。
「今度はこれよ」
御堂はローターを真珠を挟むピンセットに接触させた。
ぶら下がったローターは硬いピンセットの上で弾むように踊り、
微細な振動はピンセットを伝わることで荒々しい波へと変化し、腫れ上がった真珠に届けられた。
その波は快感の津波となってゆかりの体を飲み込み翻弄する。
ゆかりの両足の指は内側へ硬く曲がり、腰は天へ向かって突き上げるように跳ね上がった。
「ひぃぃぃ〜、やっやめてぇぇ〜」
ローターは真珠からはすぐに離された。とりあえず最初は様子見といった感じだったが、
乱れた髪を頬に張り付け必死に耐えるゆかりの反応に、御堂は満足げだった。
「ふふふっ、堪らないのぉ?」
「お願い、止めて。そんなことされたら……。本当に堪らないの」
そう言ったゆかりの、その切なげな顔が御堂に油を注いだ。
「そう、そうなの。ねぇ真弓、しっかり押さえ付けて」
「こう?」
真弓はゆかりの折り曲げられた太腿の裏に、上からのし掛かるようにして体重を掛けた。
続いて御堂も同じように反対側の脚にのし掛かる。
窮屈な体勢の上に2人分の体重を掛けられたゆかりの体は、ベッドを大きく歪ませて押し付けられ、完全に押さえ込まれた。
そうしておいて御堂は体制を整え直した。
そしてピンセットにローターを近づけていった。
唯一自由になる首を上げてゆかりがローターの行方を見ている。
「いやぁ、いやぁ、お願い止めてぇ」
「さぁ〜あ、いくわよぉ。ほぉ〜らっ」
御堂は残忍な笑みを口元に浮かべながら、ローターをピンセットに接触させた。
あの魔振動がゆかりの真珠に襲いかかった。


「ひぃぃ〜いやぁぁ〜やめてぇ〜」
ほんの1秒程の時間でも、あれほどの反応を見せたゆかりの真珠に、今度は容赦なく魔振動が襲いかかった。
ピンセットの先のカバーなど何の慰めにもならない。
「ひぃぃ〜やっ、止めてぇっ、止めてぇ〜。はぁぁ〜くっ、くぅぅ〜」
「まだよ」
「あっ、あっ、あぁぁ〜いやぁぁ〜。もっ、もうだめぇぇ〜」
「んん〜まだまだ」
強烈な快感の渦に飲み込まれながらも、2人にしっかりと押さえ込まれた体は、藻掻くにも藻掻けず、
ローターはピタリとその位置に固定されていた。
「ああぁぁ〜早く、早く止めてぇ〜。ああぁぁ〜あぁぁ〜」
「ほぅ〜らっ、どう? まだ止めないわよぉ」
「くぅぅ〜あぁぁ〜。もう、もう……。もぅだめぇぇ〜」
「ふふっ、もうだめなのぉ? まだまだ、まだ止めないわよぉ」
「だめぇ、だめだめだめぇぇ〜。止めてぇぇ〜」
「んん〜まだまだ。じっくりじっくり。ほらほらほぉ〜らぁ〜」
ゆかりの紅い真珠は更に紅く腫れ上がり悲鳴を上げていた。
その時真弓がもう一つのローターを箱から取り出し、御堂より高い位置からコードを持ってぶら下げた。
それを見た御堂は、魔振動はそのままに真珠を挟むピンセットを引っ張り上げた。
「くぅぅ〜あぁぁ〜」
根元からしごき上げられるよう引っ張られた真珠は、破裂寸前の水風船のように膨らんだ。
そのゆかりの真珠めがけて真弓の持つローターが真上から襲いかかった。
「ひっ、ひぃぃぃ〜いやぁぁ〜」
「ほらっ、中が凄く熱いわ。締め付けっぱなしね。ゆかりさん」
ローターで直撃しながら蜜壺の中の指先で敏感なその一点をクリクリと嬲り続ける。
「いやぁ〜もう、もう止めてぇぇ〜」
ゆかりの全身に汗がにじんでいる。
「ほらっ、もっと、もっともっと感じなさい。こうしてあげましょうか? ほらっ」
御堂は引っ張り上げた真珠を更に引っ張るようにして、下から真弓のぶら下げたローターに押し付けた。
「はぁぁ〜いっ逝くぅぅ〜逝く逝く逝ちゃうぅぅ〜」
左右に首を振って悶え続けるゆかりは堪らず逝きそうになる。
「ほぉ〜らぁ、堪らないのぉ? んん〜逝きそう逝きそう、ほらほらぁ」
追い込み責め立てておいてローターを離し、寸止めで生殺しを楽しんだ。

どれくらい時間が経ったろう。
真弓が蜜壺から指を抜きローターを離すと、濡れた指先で箱からクスコ(膣鏡)を取り出した。


それはアヒルのくちばしのような形をした銀色に輝く医療器具だった。
左手で花弁を開くと、その先端を蜜壺にあてがった。
冷たい金属の感触がゆかりの蜜壺に伝わった。
クスコ(膣鏡)はゆかりの蜜をその全身に纏いながら、ゆっくりと蜜壺に埋没してゆく。
御堂はその間ローターを止め、真珠から離した。
振動音が消え一時の静寂が仮眠室に訪れていた。
しかしそれは次の責めへの幕間にほかならない。
真弓が差し込んだクスコを握り、そのくちばしを開いてゆく。
それに連れゆかりの蜜壺は強制的にその内部を露出していった。
「ひっ、いやぁぁ〜」
ゆかりがどんなに力を入れても、縛られた上から押さえ付けた二人の体重はどうにもならなかった。
「ふふふっ、動けないでしょう。これからジワジワと虐めてあげる」
院長である真弓はペンライトを取り出すと開かれた蜜壺の奥を照らし出した。
そこにはヌラヌラと濡れ光る、肉色の壁がひっそりと息づいていた。
器具で開かれ、中をライトで照らされた蜜壺の奥を覗き込む真弓の行為に、ゆかりは激しい羞恥の炎に焼かれた。
「ああぁ、恥ずかしい。もう見ないでぇ」
「だめっ、もっとよく診せて」
そう言って真弓はわざとらしく顔を近づけた。
「ふぅ〜ん。こうなってるのね、あなたの中。ヌルヌルしててとってもいやらしい匂いがするわよ」
「はぁぁ、もういいでしょ。もう見ないでぇ」
「まだよ。まだこれからなんだから」
真弓は箱から細いステンレス製の棒を取り出した。
「これで責めたら効きそうね」
太さは3ミリほどで長さは20センチ程ある。先は猫の爪のようなカーブを描き、先端には小降りの真珠ほどの玉が着いている。
それをクスコで拡げられた蜜壺の中へと入れてゆく。
ゆかりは息を止めてそれを見守っている。
左手に持つペンライトがその行く先を照らしていた。
「さっきの場所はこの辺かしらぁ?」
真弓は大体の見当を付けて、挿入棒の先端の玉を擦りつけながらその場所を探った。
「ああっ、いやぁ」
二人を押しのけようとするように、ゆかりの太腿がビクンと震える。
しかしその抵抗も、二人の体重に瞬時に押し潰された。
真弓の操る挿入棒が、その場所を探し当てるのに時間は掛からなかった。
真弓は先端の玉をゆかりの急所に軽く擦りつけた。
「くぅぅ、いやぁ、やめてぇ」
指先より的確にその一点を捕らえた玉は、強烈な快感の波となってゆかりの体を駆け巡り、
蜜壺からその蜜が泉のように溢れ出した。


ゆかりは全身を流れる快感に打ち震えた。
真弓の操る挿入棒は、先の曲がったその形状も手伝い、ゆかりの快感の源泉でもあるその一点を穿るように責めたてた。
真弓の手の動きは中華鍋を煽る動きに似ていた。
「ひぃぃ〜やめてぇ〜。そこはぁぁ〜」
「ほぉ〜ら、どう? これは」
「ああぁぁ〜だめぇ、だめだめだめぇ〜もうやめてぇ〜」
「まだまだ。ほらっ、これ、これこれ」
真弓は体重をしっかりと掛け、先端の玉を煽りじっくりと責め続けた。
御堂もピンセットにローターを付け、振動をその紅い真珠に送り続ける。
「ああぁぁ〜ああぁ〜。逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝っちゃうぅぅ〜」
「そうはいかないわよぉ〜。ふふふっ」
「このままじっくり、ネチネチと虐めてあげる。ほらっ」
「お願い、お願いだから逝かせてぇ〜」
かしゆかりの虚しい願いも、二人に聞き入れられることはなかった。
そして四肢の拘束が解かれたのは、それから更に2時間後のことだった。
それまでゆかりは逝かされぬ儘二人の慰み者となり弄ばれた。
縄を解かれ、手足に熱い血流を感じ始めたとき御堂が言った。
「さぁ、ゆかりちゃん。バスルームへ行くのよ」
「えっ、バスルーム?」
「そうよ。そこで楽しいことをしましょうねぇ」
ゆかりは真弓と御堂に両肩を借りながらベッドから降りた。
「大丈夫?立てる?」
「はっ、はい」
仮眠室にあるバスルームは四畳半ほどの広さがあり、院長の真弓の希望により、
脚の伸ばせるゆったりとしたバスタブが用意されていた。
未だ一度も逝かされることのないゆかりは、不完全燃焼のままフラフラとバスルームに降り立った。
ゆかりがバスルームへ入ったのを見ると、真弓が御堂に目配せをして御堂が何かを取りに部屋へ引き返した。
「そこに四つん這いになって」
真弓の言葉に、ゆかりは両膝と両手を床に着け四つん這いになった。
「もう少し壁の方に行って。頭を下げてお尻を上げるのよ」
ゆかりが言われたとおりに頭が壁に付くまで前進すると、真弓の手が頭を下げさせるように上から押さえ付けた。
ゆかりは両肘を床に着けその上に頭を乗せた。
そしてお尻を高く突き上げた。
「そう。いい格好よ、ゆかり」
そこへ一旦部屋へ姿を消した御堂が戻ってきた。
その左手には透明なガラス瓶に入った薬液らしき物、そして右手にはガラス製の浣腸器が握られていた。
御堂はそれらを床に置くと、洗面器にぬるま湯を溜め始めた。
それと同時に真弓の指が、ゆかりの蜜壺にヌルリと滑り込んだ。