白い魔女 vol.4

ネットでみつけたビアン小説

白い魔女 vol.4■

夢の森病院の院長の仮眠室。そこは完全防音の窓のない個室だった。
院長の如月真弓は仮眠室のドアを僅かに開いた。
細いドアの隙間からからは、さっきまで隠しカメラで見ていた淫らな光景が垣間見えた。
婦長の御堂雪絵が左手で渡辺ゆかりの太ももを上から押さえ、
右手の中指を蜜壺に深々と埋め込み、その手首を妖しく動かしている。
その動きに合わせるようにゆかりの体が仰け反った。
「ああっ、ああぁぁ〜。いいっ、いいっ、感じるぅ。ああぁぁ〜ああぁ〜」
「ほぅ〜らっ、感じる感じる。んん? イイでしょう。ほらっ、ここ。ここが……」
「ひぃぃ〜、ああぁぁ、だめぇぇ〜。やめてぇ〜、あぁぁ逝っちゃうぅ〜」
「んん〜まだまだ。ほぉ〜らぁ〜堪らないでしょう」
「たっ、堪らない。もうっ、もう赦してぇ。ああぁぁ〜いやぁぁ〜だめぇ〜」
「まだまだこれからよ。ほぉ〜らぁこうやって、んん? どう?」
「ああぁぁ、だめ、だめだめだめぇぇぇ〜逝くぅ〜。ひぃぃ〜やめてぇ〜」
「ふふふっ、もっともっと、ほらっ、ほらっ、ほぉ〜らっ、じっくりと検査しますからねぇ〜」
いつの間にかベッドの傍らに真弓が立っていた。御堂と無言で目を交わす。
ゆかりはまだ真弓に気が付かない。
「もうだめぇ〜。ああぁぁ〜感じちゃうぅぅ〜」
「本当に感じやすい体、さぞかし堪らないでしょうねぇ。でもまだまだ検査は終わらないのよ。もっといい声を聞かせて」
「いっ、いやぁぁ〜もう赦してぇぇ」
「だめよっ、ココは徹底的に検査しますからね。色や形もよぉ〜く診せてもらうわよ。こんなに濡れて、どんなに感じてるかよくわかるわね」
御堂は手をこねくりクチュクチュとわざと音を立てた。
「ほら、院長にもココの音を聞いてもらいましょうね。ゆかり」
そう言うと御堂は真弓のほうに首を向けた。
ハッとして横を向くゆかりの瞳に、真弓の白衣姿が映った。
「こんばんわ。ゆかりさん。イヤラシイ音がよく聞こえるわよ」
真弓は優しくゆかりに微笑みかけると、白衣の胸ポケットから赤いフレームのメガネを取り出して掛けた。
普段の縁なしの物よりも女性らしさが際立った印象を与える。
呼吸も荒いゆかりは、無言のまま真弓を見つめ返した。
真弓は枕元にあるカルテを手に取ると一通り目を通す。
「まだ途中のようね。ここからはあたしも手伝うわ。雪絵、枕を取って」
院長の如月真弓と婦長の御堂雪絵。2人は仕事以外の時には、共に名前で呼び合うことになっていた。
御堂はゆかりの頭の下から、枕を引き抜くと真弓に渡した。
「雪絵、腰を持ち上げて」
御堂はゆかりの脇腹に両手を入れると腰を浮かすように持ち上げ、ベッドとの隙間を作った。
真弓は受け取った枕をゆかりの腰の下に入れた。
ゆかりの体が枕の高さの分だけ弓なりに反り返った。


大きく脚を広げた状態で腰を突き上げる格好になったゆかりの四肢は、一層引っ張られ更に自由を奪われた。
「ああぁ、いやっこんな……」
「これで診やすくなったわね。あらっ、いけない。雪絵、わたしの部屋からアレを取ってきてくれない」
「ああ、アレね。わかったわ」
御堂が部屋を出て行くと真弓はベッドに上がり、ゆかりの脚の間に腰を下ろした。
両手でスベスベとした白い太腿の内側を撫でながら、その濡れた蜜壺を見つめた。
「ふふっ、こんなになって。どう? 気持ちよかった? 雪絵は意地悪でしょう」
「えっ、ええ」
「ごめんなさい。答えづらいわよね。こんな事聞かれても。
 でも今からもっと答えづらいことを聞くことになるわよ、きっと。覚悟しておいてね」
両手は足の付け根を擽ると、黒い茂みを迂回しながら上半身に向かった。
ゆかりは首を精一杯持ち上げ、それを心配そうに見つめている。
手は脇腹を滑り、柔らかな乳房を下から鷲掴みにした。
「ああっ、あぁぁん」
「柔らかく、そして引き締まった体」
両手が乳房を解放し、長くしなやかな指がそのピンクの果実をそっと摘む。
「敏感で、淫らで」
指先は果実を引っ張り、捻り、コリコリと弄んだ。
「もっともっと気持ちよくなりたい? もっと虐めて欲しい? 
 大丈夫よ、大声出しても誰にも聞こえないから。
 誰も知らない。誰も来ない。
 この別空間でじっくり虐めてあげるわ。
 本格的な検査はこれからよ」

御堂は院長室のドアを開けた。静寂に満ちた院長室は、蒼い月明かりだけが斜めに差し込んでいる。
部屋に入ると、机の上で蒼白く光るステンレス製の箱を見つけた。
それはティッシュの箱を二つ重ねたほどの大きさで、蓋の部分に取っ手が着いている。
それを持つと院長室を出た。
部屋は再び静寂に包まれた。

真弓はゆかりの蜜壺の花びらを摘むと左右に開き、その大きさを確かめるように引っ張った。
その中心にはピンク色の粘膜がヌラヌラとした顔を見せている。
そこに御堂が戻ってきて、手にした箱を真弓の横に置いた。
「ありがとう。ねぇ雪絵、足を縛り直さない?」
「そうね、その方が後々楽かしら」
「そうでしょう。そうしましょうよ」
御堂はベッドの下から赤い縄を2束取り出した。縄の長さは5メートルはある。
2人はゆかりの足首を拘束していた足枷を外し膝を曲げさせると、そのまま脛と太腿に縄を端から巻き付けてゆく。
「いやぁ、何をするの?」
「すぐにわかるわ、ゆかりさん」
真弓の目が細身の赤いフレームの中でしっとりと濡れ光っていた。



膝を曲げ。脛と太腿を一つに縛られた今のゆかりは、丁度正座をした格好で仰向けになった状態だった。
そして脚を開かせ、まだ3メートル以上余っている縄をベッドの頭側の脚に掛けて引っ張った。
ゆかりの脚は胸に着くばかりに引き上げられ、尾てい骨が浮き上がった。
しかも脚はベッドの角に向かって斜めに拡がっている。
そして引っ張った縄を太腿に巻き付けた縄に絡めしっかりと結んだ。
御堂は枕を浮き上がった腰とベッドの間に、くさびのように差し込んだ。
「これでいいわ。この方が良く見えるでしょう」
持ち上がったゆかりの蜜壺は、天井からの強い光を受け影一つ出来ていなかった。
「本当。アナルまでね」
御堂がゆかりに聞こえるように言った。
「いやぁ、こんな格好」
真弓と御堂はゆかりが膝を曲げた分、広くなったベッドに上がると、ゆかりの蜜壺を覗き込むように腰を下ろした。
ステンレス製の箱は御堂の横に置かれた。
2人の目の前には、ゆかりの蜜壺が次の責めを待っているように、パックリと口を広げている。
「さぁ、よく診てあげる」
その一言が合図となった。
御堂がゆかりの花びらを左右に拡げると、肉色に濡れ光った粘膜が露出した。
熱い花蜜がしたたり落ちそうな程、その中は潤っている。
その内部を真弓が見つめている。御堂は花びらを拡げたまま手を固定した。
「これがあなたの色ね。ゆかりさん。」
「いやぁ」
「多少色素の沈着は見られるものの、かなり綺麗な方ね。オナニーはあまりしないの?」
ゆかりは口ごもったように黙ったままだった。
「ふふっ、まぁいいわ。それじゃさっきの所をもう1度確認するわ」
そう言うと真弓はカルテを横に置き、中指を蜜壺に挿入していった。
指はゆっくりと沈んでいくが、目はカルテを見たままだ。
「ああっ、いやっ」
ゆかりの体がピクンと震えた。御堂がゆかりの顔を覗き込む。
不安で切なげなそれでいてどこか期待しているような、複雑な表情をした顔がそこにあった。
「まるで犯されているような顔ね、ゆかり」
先の見えないこの検査に恐怖に近い感情があるのは確かだった。
しかし悦楽に対する欲求がそれを遙かに凌駕している。
真弓の指が御堂の責めていたポイントに指を合わせた。
「ここかしら? どう?」
その問いはゆかりの体に直接聞いているように、真弓は体の反応を観察している。
深く埋まった真弓の中指は、ゆかりのポイントを1ミリ刻みで捜すように蠢いている。


真弓は指先をゆかりの蜜壺の中で、まるで患部を捜すように動かした。
「ああっ、そこ。そこはだめぇ、やめてぇ〜」
「んん〜締まるわねぇ、ほらっ、ココ。ほら、ほらほら」
真弓はその反応を楽しむように何度もソノ部分を擦り、指先の確認作業を進める。
「判った? 真弓。一際締め付ける場所があるでしょ?」
「ええっ、判ったわ。本当感度が良すぎるくらいね」
「チョット強くするとすぐ逝きそうになるのよねぇ。ゆかりちゃん」
御堂はまな板の上の鯉になったゆかりを、覗き込みながら弄ぶように言った。
「あら、そうなの。こんな感じかしらぁ」
真弓の指先はそのポイントをしっかりと捉えつつ、少しずつ力を入れて刺激していった。
弱すぎず、強すぎない。
その絶妙な力加減は、女の体を知る同性ならではの力加減だった。
「はぁ、はぁぁ〜いっいやぁぁ〜。だめっ、だめだめぇぇ〜」
自分の意志とは関係なく、ヌルヌルとした生暖かい肉の壁は、真弓の指を締め付けた。
執拗なピンポイントな責めに、ゆかりは仰け反り喘いでいる。
その淫らな顔を御堂は観察するように覗き込んでいる。
「イヤラシイ顔……。いつもそんな顔で感じているの?」
「いやっ、見ないでぇ。恥ずかしいぃ。ああぁぁ〜ああぁ〜」
「恥ずかしいのに、そんなに気持ちいいの。さぁ、ここの皮を剥くわよ」
御堂はそう言うとゆかりの紅い真珠を覆っている薄皮を剥き上げた。
「ひぃぃ〜いやぁぁ〜」
「ほらっ、可愛い紅い真珠が顔を出したわ。ここもさぞかし弱いんでしょうね」
御堂は左手の親指と人差し指で剥き上げた皮を押さえると、ステンレスの箱に右手を伸ばした。
そして小振りなピンセットを取り出すと、それをゆかりに見せてから、その淡い黒い茂みの上に置いた。
ピンセットの先にはシリコンのカバーがしてある。
そして今度は右手でもう1度しっかりと皮を剥き上げ、真珠を完全に露出させた。
左手で持ったピンセットの細い先が僅かに隙間を空け、真珠の根元に迫った。
「ふふふっ、さぁ、挟むわよぉ。ほらっ」
「ああぁぁ〜、やめてぇ。いやぁ、いやぁ。ひっ、ひぃぃ〜」
剥き上げた皮ごと根元を挟みつけられた真珠は、その丸裸になった姿をピンセットの先から現した。
更に御堂は箱から真珠と同じ色のローターを取り出し、スイッチを入れるとコードを人差し指に巻き付けた。
指先から5センチほどの所で、ぶら下がったローターが音を立てて震えている。
真弓はそれを見ながら指嬲りを続けていた。
「これで責めたらさらに締め付けるんじゃないの? ゆかり」
「やめて、お願い。やめてぇ。そんなの耐えられない」
「指でこうされるだけで、もう限界だものねぇ」
真弓の指先が再確認するようにそのポイントを責めたてた。ゆかりの体がピクンと震えて反応する。
「あぁぁ〜だめぇっ、もうやめてぇ」
御堂はゆかりのM字に拡げられた太腿の裏に腕を置き、
そこを支点にして指先だけを上下させるようにしてローターを真珠の先端に近づけていった。